2009年10月13日火曜日

気持ちのいい秋晴れ

こんにちは。
三連休はほんとうに気持ちのいい秋晴れでしたね。
昨日も、絶好の畑しごと日和でした!

秋の澄んだ空に、筑波連山の稜線がくっきりと浮かび上がり、
山の上のほうでは、少しずつ紅葉が始まっているのが見てとれます。
黄金色の草むらの上を赤とんぼが無数に飛び交う様子は、
とてもなつかしい日本の秋の風景でした。
と、久しぶりの美しい眺めに心躍らせていたのもつかの間、
畑では、私たちを愕然とさせる出来事が待っていたのです!

食べごと畑の目印にもなっていた大きな「ひょうたん棚」。
その棚がこつ然と姿を消していたのです!
やはり心配していたとおり、先日の大型台風の影響です。
畑に行かれたことのない方のためにお伝えしておきますと、
幅約2m、奥行き1m、高さ2mはある、太~い竹でしっかり組まれた棚です。
それが、ぺしゃんこになぎ倒されていたのです。
倒れる前の瓢箪棚(写bun)↑

衝撃はそればかりではありません!
な、な、なんと~、えごまの種が、あちこちに飛び散っていたんですぅ~(涙)。
油を採ろうと、種が熟成するのをじーっと待ちわびていたのに。
その数といったら、あたり一面、えごまの小さな白い種で埋め尽くすほど。
「ああぁ~、ひどすぎる!」「くやしいぃぃ~」
これを見た瞬間のみんなの落胆ぶりといったら……。
もう1粒も残っていないのではないかとあきらめかけたものの、
わずかな量でもムダにしないよう、みんなで刈り取り、
大きなビニールシートの上でパンパン振り叩いて、種を落としました。
これが結構な重労働。
でも、あきらめないで良かった~。
思っていた以上の収穫で、お椀5杯分ぐらいの種が採れました。
これなら油が絞れそうです。
イベントやりますので、ぜひみなさま協力してくださいね。
ほかにも、大豆やむかご棚など、
多くの作物が強風で倒れて無惨な姿となっていました。
午前中はこの災害処理で一苦労。

気を取り直して、ここでお昼休憩です。
彩りオムレツ、ナスのトマト煮、3色ごま和え、キャベツとなすの浅漬け、バルサミ
コ酢豚、レンコンの南蛮漬け、しらす入り卵焼き、秋鮭のイクラ乗せ、牛すじ大根、古漬け沢庵の炒め物。
いつもながら、すばらしいメニューです。
秋の空の下、竹林の前の草むらでいただくランチ、最高でした!


さて、午後はやることが盛りだくさん。
まずは、残っていたオクラ、かぼちゃ、なす、つるむらさき、空芯菜などの
夏野菜のお片付け。
きれいに更地になったものの、
「ここって手で耕すんだよね~」「唯一の男手、ヤスさんがんばって~」
などと、あまりの広さにみんな腰が引けていたところ、
元さんがトラクターで登場! 待ってました~。
ガガガガガ-。
狭い畝の間を見事に切り返し、みるみるうちに耕されていきます。
あっという間に、雑草もきれいにすき込まて、ふかふかの土が復活!
「かっこいい~!」「さすが~」
見守っていた女性陣から自然と起こる拍手喝采。
それを見ていたヤスさん、最後のストレートラインだけトラクターに挑戦! 
はい、ちゃんときれいになりましたよ。

ふかふかの土になったところで、お次は種まきです。
新たに追加した、そら豆2種類、年越しできる二年子大根や滝野川ごぼう、
寒さに強い青菜の雪菜や春菊、壬生菜2種類を植えました。

最後は収穫です。
夏野菜と秋野菜のはざまで、あまり穫れるものはないかな~と思っていたのですが、
予想に反して、すごい量でした。
日本かぼちゃ25個、間引きごぼう7本、里芋(ずいきも)2株分、山芋、にんじん、
かぶや白菜、小松菜、春菊の間引き菜、ピーマン、トマト、なす、つるむらさき、空
芯菜、オクラ、しその実、えごまの種。
そして、「畑の生きもの」隊長の腰本さんが、
近所の空き地に生えていた木に6mもよじのぼって(あっぱれ!)採ってきたあけび。
季節の恵みに感謝です。


いやー、でも昨日はほんとによく働きましたぁ。
今回は、新たに尚美さんのお知り合いが、
3歳のゴウ君と一緒に参加してくれたので合計8名。
ゴウ君は、畑を縦横無尽に駆け回るちびっ子ギャングと化していましたが(笑)、
これだけ人数がいたので、何とかやるべきことがクリアできました。

さすがに家に辿り着いたときにはヘロヘロ状態。
でも、穫ってきたばかりのお野菜を、
ゆでたり、蒸したり、和えたりしてシンプルにいただいているうちに、
みるみる疲れが和らいで、気持ちも体も伸びやかになりました。

最近、畑に行っていなかったので、
近所で野菜を買うことが多かったのですが、やっぱり全然違いますね。
自然の中でのびのびと育ったお野菜って、
ほんとに人を癒す力があるんだなとつくづく思いました。

文nami photo yasu

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