2009年7月25日土曜日

自然卵の杉山農園さん平飼い養鶏

さて、昨日の畑のご報告です。
平日にもかかわらず、6名が参加。
大きな声では言えませんが、春日カーに無理矢理6人乗っていっちゃい
ました!

お天気は、途中ぽつぽつ降ってきましたが、おおむね曇りで、畑しごと
にはうってつけ。 今回も、いつものように野菜の成長記録から始まり、
草取り、むかごの支柱リニューアル(見事な竹の支柱が完成しました
よ)、
収穫という流れで進みましたが、
お昼休憩の後には、ずっと行きたかった自然卵の杉山農園さんに見学に
行ってきました。
ここがすごいんです!
山田元さんでさえ「軽トラでしか行けない悪路」が続く、ほんとの奥地
にあって、行くだけでもスリリング。
その山の奥に、自分で家を建てて(現在も建設中)、家族と400羽も
のニワトリさんと暮らしています。
ニワトリさんは、大きな小屋のなかを自由に飛び回り、
地元産の米やぬかを中心にしたヘルシーなごはんを食べていました。

↑農主の杉山さん

最初に卵をいただいたときは、黄身が白っぽくてびっくりしたのですが、
こういう植物性のものを食べていると、黄身の色は薄く淡くなるそうで
す。
とくに※①、枯れ草を食べる冬は、いっそう白くなるのだとか。
季節や食べ物によって黄身の色が変わること、初めて知りました。
白身の盛り上がりも、夏場はふにゃっとなるのが自然であって、
ぴんと張って盛り上がっているのは、薬で調整している場合が多いとの
こと。
消費者はそんなこと知らずに、新鮮だと思って食べているのですね~。

暮らしている環境もお話も、ちょっと衝撃的な体験でした!

*----*-----*-----*----*----*----*
山田農園の山田元さんの注釈
※①この部分、ちょっと加えますと
ニワトリは緑餌(青草)を与えると、黄身が黄色くなります

以前、自家用に10羽くらい飼育していたことがあります
餌は、台所の生ごみ・野菜クズ・土手の雑草・くず粉麦です
出荷で余る野菜クズ、食べきれないほどの土手の雑草を与えられたニワトリは
見事にまっ黄色な黄身の卵を産んでいました

冬の間、黄身の色が薄くなるのは、緑餌が少なくなるから
夏の間、白身が流れるのは、暑さに弱いニワトリが大量に水を飲むから
牛乳も、夏は水っぽくなるのは、牛が大量に水を飲むからと言われています
(水がそのまま牛乳に混ざると言うことではない)

わずか400羽のニワトリといえども
彼女らが満足するだけの緑餌をやるのはたいへんです
もちろん、一般的なゲージ飼いの養鶏(数十万羽)では不可能
安い輸入飼料と薬が頼りです

*----*-----*-----*----*----*----*

それでは、今回もお楽しみの持ち寄りランチのメニューです。
タンドリーチキン、タイカレー、イワシの梅煮、豚肉とじゃがいもの煮
物、白&黒大豆の手作り納豆、かぼちゃコロッケ(白ごまの衣)と、和
食からエスニックまでバラエティ豊かでした。
元さん、初江さん夫妻からは、トマトのピーマン&たまねぎドレッシン
グ(採れたてのトマト、すっごいおいしかったです~)、ズッキーニ炒
め、きゅうりの漬物をいただきました。
毎回、ほんとに豊かな食卓です。
またぜひ写真で見てみてください。

また現在、山田農園さんのHPを制作中のため、
ランチの後には、元さん夫妻に改めてインタビューさせていただきまし
た。
編集・ライターが5人も集まって、寄ってたかって質問する機会なんて
なかなかありませんが(笑)、
たじろぐことなく、いろいろお話いただけてよかったです。
元さんのお考えや想いが改めてわかりました。
この内容は、近日中にアップしますのでお楽しみに。
しかも、記事をまとめてくださるのは、プロのライターを差しおいて
(笑)春日さんです!

沖縄帰りの虫博士、腰本さんも久しぶりにご参加いただいたので、
「畑のいきもの」ページも一層充実することと思います~。
腰本さん、お手すきのときに、よろしくお願いしますね。 今回の収穫物は、トマト、ナス、ピーマン、空芯菜、つるむらさき、
ズッキーニ、しそ、セロリ、わさび菜です。
これだけの有機野菜を東京で買ったら、いくらになるでしょう!
食卓に元気な野菜がのぼるだけで幸せな気分になりますね。
みんなで「セロリの葉っぱはどうやって食べる?」「つるむらさきは酢
醤油があいそう」なんて、
調理法をあれこれ話すのも楽しいことです。
文nami 写真yasu

2009年7月12日日曜日

それぞれの家庭の味

7月12日(日)6回目の訪問です。
今回の参加者は7名。
新たに、体のゆるめ屋さん(こういう表現でいいのかな?)の
向井清二さんが参加してくださいました。
またぜひ来てくださいね!

それから、偶然にも昨年から筑波に引っ越された、時政さんという編集
者が、 ご主人と5歳の想ちゃんを連れて、遊びにきてくれました。

というわけで、お昼は、元さんご夫婦も交えて、総勢12名での賑やか
なランチ。
メニューは、手作り梅干しのきゅうり和え、いんげんの豚肉巻き、
旬野菜のオイスターソース炒め、パプリカのベーコン巻き、
牛じゃがの胡椒煮、ポテトサラダ、卵焼き……と、これだけでもバラエ
ティ豊かですが、
なかには、いしもち&大豆&干しえびののり巻き揚げ?(春日さん作)
という初めての料理もありました。
それから、野菜を育てている人しか味わえない、
巨大なきゅうりと豚肉(自然豚)の炒め物も、
元さんの奥様にいただきました。
本当に全部、おいしかったです!
気持ちのいい自然のなかで、わいわい話しながら、
それぞれの家庭の味をいただくのは、ほんとに楽しいです。

いきなりお昼のお話で失礼しました!
肝心の畑仕事は、大勢での作業だったため、とにかくスピーディ。
草取りなんて、いつもの3分の1ぐらいですみました。
草を取り終わってきれいになったら、
新たに大豆とにんじんの種を植えました。
にんじんは、これから8月15日までに蒔くのが、
一番おいしくなるそうです。
あとはお待ちかねの収穫です。
今回はすごいです!
ピーマン、ナス、空芯菜、セロリ、つるむらさき、しそが、
7家族でわけても抱えきれないほど穫れました。
今回いっぱい穫っても、またすぐにわき芽が伸びて
収穫できるようになるそうですから、次回行かれる方もご心配なく!
今回、ピーマンの葉っぱも食べられると聞いて持ち帰ったのですが、
これがおいしいんです! 
実のような苦味はまったくなく、むしろ甘味があって、
実よりも好みでした~。

元さんには、巨大きゅうりもたっくさんいただきました。
炒めたり、スープにしたり、いろいろ活用できそうです。

最後の締めは、今回も温泉。
汗をかく時期は、やっぱり欠かせませんね!

時政さんご一家も、すごく楽しんでいただけたようです。
なんだかとっても感動されていました!

雑草が所々ある草取り前
手が入りすっきりした、草取り後


文nami 写真yasu

2009年7月2日木曜日

ついに収穫 !

昨日(1日)は、平日だったため、4名で食べごと・ふぁーむに行ってきました。
最初に種を植えてから4回目になります。
お天気が心配でしたが、畑しごとにはちょうどよい曇り空で、
作業終了まではなんとかもちました。

いつもより早く、8時過ぎに世田谷を出発し、農園には10時ごろ到着。
今回も野菜の成長記録から始めました。

日照時間が少ないので、あまり成長していないかな~と思ったのです
が、心配無用!
なすもピーマンももう収穫できるほど大きくなり、トマトは鈴なりの実
をつけていました。
とうもろこしや枝豆などの夏野菜もぐんぐん成長しています。
種から植えたにんじんは、小さくてもちゃ~んとにんじんの葉の形に
なっていました。
すごくかわいいです。山芋やむかごのツルもどんどん伸び、
今回も春日さんが竹を切り出して、特性の支柱を作ってくれました。
前回植えたかぼちゃとひょうたんも、しっかりとした大きな双葉を出し
ていました。

ここまで成長してくると、肥料ありと肥料なしの差が歴然です。
今後の展開も楽しみです。

お昼はいつもどおり、一人1品持ち寄りの縁側の昼食会。
まおさん作、ひげ根を取ったもやしを衣にしたしゅうまい、
などの初めて見るおかずも披露され、
またまたとっておきの楽しいランチとなりました。
このお昼の時間も、コミュニティ農園の楽しみの1つです。

午後は、一心不乱に草取りです。
作物が成長する以上に、草も元気に育っていて、
4人で相手をするには、なかなか手強かったです。
草取りの後は、ついに収穫です~!
今回はなす3本、ピーマン5個、しそとえごまのつまみ菜いっぱいを、
みんなで分けてお持ち帰りしました。
山田農園さんからは、小ぶりの葉付き大根を
20本くらいいただきました。
ほんとうにありがとうございます。
今朝は、昨日山田農園さんで買ってきた、
いんげん山盛りを塩ゆでしたのですが、
それだけでもう味が濃くて、甘くて、うまい!です。
ぽりぽりとつまんでいたら、止まらなくなってしまいました。

作業終了後は、みんなで近くの温泉に。
露天風呂が広くてのびのびとして、筋肉のこりも一気にほぐれました。
お風呂の後にいただいた「八郷産しゃも南蛮」も、
鶏のダシがよく出ていて、なかなかのお味でした。

温泉の近くには、オートキャンプ場や国民宿舎もあるので、
夏の暑いさかりに畑に行くときは、
前日の夕方ぐらいに行って、みんなでアウトドアご飯を作って泊まり、
翌日の早朝から作業するっていうのもいいね~なんて話していました。

作物を育てるだけでなく、そこに付随していろんな楽しみがあるのも、
みんなで一緒に育てるコミュニティ農園の醍醐味。
どんどんこの輪が広がっていけばいいなあと思います。


文nami 写真yasu