2010年8月30日月曜日

ささやかな収穫祭

こんにちは!

822日、夏の収穫祭のご報告です。

もうすぐ9月だというのに相変わらずの猛暑が続いていますが、
朝晩の風に少し秋の気配を感じられるようになってきました。

とはいえ、昼間の畑の熱気はまだまだ真夏と全く変わりません…。

去年の8月におこなった収穫祭では、大勢の方にご参加いただき、
山ほどの収穫物でバーベキューを楽しんだのですが、
今年は猛暑のせいで残念ながら寂しい収穫祭になってしまいました。

枝豆はさやが膨らまず全滅、トマトもだめでした。

落花生は、花が咲いたあとこの花の元から紐のようなものが伸び
(子房柄というそうです)、それが土にもぐって実をつけるのですが、
鳥のいたずらなのか、それとも土が熱いのか、
殻が外に飛び出していたり、紐が途中で止まっていたりしていました。




水まきはせず、雨にまかせる方法をとっているこの畑ですが、
今年はちょっと厳しいようです。
畑をお借りしている山田農園さんでも今年は水やりをしているとか。
前回蒔いた人参の芽が出ていないのは、
土の熱に種がやられてしまっているから、だそうです。
この暑さが落ち着いたら芽が出るのでしょうか…。

人にも農作物にも厳しい夏だったことを改めて思い知らされました。

さて、じりじりと日差しが照りつける中、保冷剤を首に巻きつけて
休み休み作業をしましたが、もうどうにも耐えられなくなってきたので、
木陰で早めにお昼ごはんとしました。



本日の持ちよりは、なすとオクラのくたくた煮、水なすの揚げびたし、
酢豚に牛肉甘辛煮。
そうめんは畑で茹でて、手作りハムとキュウリを入れていただきました。

一応「収穫祭」と銘打っておりますので、畑の大葉とえごまの葉を添えて。
夏の収穫とこれまでのみなさんのがんばりに感謝して、ワインで乾杯です!

そうそう、見れくれは悪い歯抜けのとうもろこしでしたが、
少し収穫できたので茹でてみました。


もっちりした食感で美味しかったですよ。

畑の師匠・元さんいわく、歯抜けのとうもろこしの原因は、
植えた本数が少ないと受粉しづらいことにあるようです。
 20本以上植えるのがいいとのこと。
今回植えたのは12本、どうやらちょっと少なかったようですね。
また勉強になりました。

午後は大蔵大根と聖護院大根の種まきです。
元さんからは9月でも大丈夫とアドバイスを頂きましたが、
今回少しだけ蒔いてみることにしました。
暑さに負けず芽を出してくれるといいのですが!

それにしても真夏の農作業は大変です。
想像以上の暑さに体が思うように動かず、今回は早めに切り上げることにしました。
この暑さのなかがんばっていらっしゃる農家の皆様に頭が下がる思いです。

収穫物は茄子と八丈オクラ。
茄子の見てくれは悪いですが、とっても美味しかったです!



次回も茄子とオクラの収穫は期待できそうです。

写真・文/コバヤシ


2010年8月4日水曜日

秋冬野菜の準備開始!

今日の畑は前回とは雲泥の差。見違えるばかりにすっきりしています!


前回じゃがいもを掘り出して雑草を刈り取っておいた場所を
元さんが耕運機で耕しておいてくれたのです。
雑草ひとつない黒々とした土に感動しました。
(元さん、ありがとうございました!)

夏野菜ゾーンでは、茄子やオクラが順調な生育を見せ、
今年は落花生も鳥に食べられることなく、すくすく育っています。



種とりのために、地上部だけ移植した「太浦ごぼう」もこんなに大きくなって
アザミのような花を咲かせていました。


前回はとにかく畑一面を覆ってしまった雑草とりに追われてしまいましたが、
このくらいすっきりしていると、がぜんやる気が出るから不思議なものです。

枯れてしまったキュウリを片づけ、
雑草の森に埋もれていた山芋のつるを救い出し、柵にからませたり、
枝豆の畔を整備したり。することは山ほどあります。

凄まじい猛暑で熱中症にならないように、
首に保冷剤や氷を巻いての作業はかなりしんどいのですが、
水を飲みながら木陰で一休みしていると、
緑の上を通ってきた風がすううっと頬をなぜて過ぎてゆき、
知らず知らずたまっていた心のオリのようなものを
持っていってくれるような気がします。

流れる汗と八郷の風で身心が洗われるような感じ♪
だから、しんどくても来てしまうんだろうなー。

この日のお昼は「冷やしそうめん」です。
前回あまりに暑くてご飯ものは喉を通りそうもなく、
「あー、流しそうめん食べたーい」としみじみ思ったので、
畑にカセットコンロを持ち込み、
茹であがったそうめんを凍らせてきたペットボトルの水で冷やし、
梅干し入りのつゆでいただくことにしました。


これがもう、「ん、まーい!!!」んです。
そうめんの前に食べた、しょうが入りの冷やし海苔でしゃきっと目が覚め、
さらにそうめん。
生き返るなんてもんじゃない。細胞レベルで蘇る、という感じ。
3人で12束をぺろりと食べてしまいました(笑)。

昼食を終えても、太陽が真上にあるうちはとても畑に出られないので、
木陰でうとうと。これも何にもかえられない至福のときです。

午後は耕運機をお借りして、鶏糞を7袋撒き、
秋冬野菜をつくるための畑の準備をすすめます。

元さんに耕運機をお借りして、畑をたがやすyasuさん。
すっかり「耕運機が似合う男」になりました。
車上のyasuさん、通常の3割増しでカッコイイんですよね。


夏野菜シーズンを迎えたときには、もう秋冬野菜の準備を始めていないといけないのですが、
今年は雑草とりに追いまくられて、だいぶ出遅れてしまいました。
まだ、土がこなれていないのですが、ニンジンの種をまくには、今日でぎりぎりな状態。
白菜やブロッコリーの苗づくりも始めなくちゃいけません。

今年こそ、漬けものができるくらい、白菜や大根を育てたいな♪
yasuさんは和カラシも育てたいんですって!

朝6時に東京を出発して、夕方5時近くまで
たっぷり畑で過ごし、充実した一日でした。

文・写真 mao