2009年9月27日日曜日

畑はすっかり秋の装い

この日、9月27日(日)は曇り。

気温は2021℃ほどで風もなく穏やかな一日でした。

「今日は(畑仕事に)ちょうどいい天気でよかったですね」

と山田夫妻の笑顔に迎えられ、

参加者4名はいそいそと畑へ。うち3名は久しぶりの参加です。


ほんのひと月前は滴るように緑が茂り、作物がたわわに実っていた畑は、

草の枯れ色が点在する秋の装い。

カナカナと頭上から降っていた日暮の音に代わり、

草間から秋の虫音が密やかに響き、

畑に踏み入れた足元からコオロギの大群が逃げていきます。

「さあて、何から始めよっか」

今日はnami隊長もyasu参謀も不在なので、

預かったメモと元さんのアドバイスだけが頼りです。

メモには

・きゅうりのつるの片付けと土の耕し

・かぼちゃも収穫が終わりなら片付け

・葉ものの種うえ

・収穫

・里芋についている夜盗虫の退治

とあったので、

まずは地這いキュウリの整地から始めることにしました。

枯れ葉がしがみついた細いツルを容赦なく引き抜き、

耕して鶏糞を入れます

(かぼちゃはまだ実をつけていたのでそのまま残しました)。

鶏糞の入った袋は15kgもあり、唯一の男手のmasaさんひとりの大仕事。

本当にお疲れ様でした!

一方“困ったちゃん”の虫退治は難航しました。

「キャベツにも青虫がついているから、

しっかり取っておいたほうがいいですよ」

と初江さんからアドバイスされ、

張り切って探したものの潰せないのです。


寒くなってきたとはいえ、

畑はまだまだ芋虫くんたちの天国です。

「穴を掘って埋めようよ」

ということになったのですが、ハッと気がついたら大物がいない! 

相手は芋虫だと油断していたのですが、

逃げ足はかなり速いみたいです。

周囲を探しても見つかりません。


「こうなったら『畑のいきもの観察』班のbun隊長を見習って

心を鬼にしなくては」と励ましあいながらなんとか駆除。

虫との闘いは大きな課題です。

━ここでひと休みして昼食タイム!

初江さんから差し入れていただいたトマトが

みずみずしいアクセントとなり、

チキンのバジル焼き、タコと根菜のイタリアン、

ポテトサラダ、大根とイカの含め煮、唐揚げ、黒豆と、

今日もなかなかのご馳走でしたよ。

秋風も心地よく、久しぶりのまったりタイムでした♪

さて、午後の作業は、肥料なし地のオクラを抜き去り、整地後肥料入れ。

その他雑草地になっていた3箇所(ごぼうと落花生の間、

空芯菜の先、大豆類の先)も整地して肥料を入れ、

次の種まきのための準備完了です。


すでに肥料入れの済んでいるところには、

「大葉にら」「岩槻ねぎ」「下仁田ねぎ」「のらぼう菜」

「早生丸葉小松菜」「あかねほうれん草」「日本ほうれん草」

の種を撒きました。

なお、「かぶ」類と「大根」類は前回たっぷり撒いたので、

今回は撒きませんでした。


さらに、元さんから譲りうけた8個(500g)のにんにくを小片に分け、

15cm間隔に植え付ける作業も実施。

8個のにんにくは50片ほどの種となり、

順調にいけば50個ほどの収穫になるはずだとか。

本来は10月初旬が適期なのですが、

「秋冬は2週間ごと」という作業日程なので

ちょうど適期を逃してしまうのです。

「次回の10月中旬にもう一度植え付けるといいですよ」

というのが元さんからのアドバイスでした。

秋枯れたように見えた畑もいざ収穫してみるとかなりの分量。

ミニトマトもピーマンもまだまだたっぷりと実をつけていて、

日向南瓜も食べごろ色。

9月2日に撒いた葉物も間引きが必要なくらい育ち、

種から育てた真黒茄子も“ちょっとやりすぎ!”なくらい

大きな実をつけていました。

秘伝枝豆も今が食べごろのみずみずしさだったので、

今日のご褒美に4本だけ持ち帰りました。

豆の味が濃く、甘くて美味!

間引き菜も柔らかいのにシャキシャキと甘く、美味でしたよー。

胡麻和えにしたり、たっぷりと煮込みうどんに入れたのに、

まだ冷蔵庫に入っています。

ふふふ、大丈夫! まだ間引き菜は残っているので、

次回畑に行く方もお楽しみに。

エゴマもそろそろ収穫時期らしく、

1/3株ほどが黄色く変色していました。

穂が黒くなったものもあります。

胡麻と同じく、このくらいになったら刈り取って

風通しのいい雨の当たらない場所に干し、

十分に枯らしてから実を叩き落とすのだそう(元さんが調べてくださいました)。

とりあえずまだ青い株は残し、黄色くなった株だけ刈り取り、

元さんのハウスの端に立てかけさせてもらいました。

(業務連絡:次回は大きなシートを持っていって

実を叩く作業が必要です。少し人数がいたほうがいいかも)


次回は2週間後というと1011日(日)でしょうか? 

夏野菜の整理と整地、そろそろサツマイモも収穫できるかも。

春に備えてえんどう豆や空豆の種も撒いておきたいところですね。

ぜひふるってご参加を!

文と写真 mao

2009年9月14日月曜日

秋冬野菜の準備

夏野菜が終わりに近づき、葉が枯れてきたり、虫に食べられたりで、ず
いぶん畑が荒れて見えました。
夏真っ盛りの青々とした、元気いっぱいの畑とは一変、季節の移ろいを
実感します。
今回は、この夏野菜の片付けと、秋冬野菜への移行がテーマ。

収穫を終えたとうもろこし、枝豆は、種取り用の一部を残して抜き取り
ました。
西洋かぼちゃや地這いきゅうりも整理したので、
ツルでこんがらがっていた畝が、ずいぶんすっきりしましたよ。
ゴマムシことシモフリスズメに、葉をきれいに食べられていた黒ごまも
すべて抜きました。
これで、「困ったちゃん」たちも退散することでしょう。
抜いたゴマは、茎ごとそれぞれ自宅に持ち帰りました。
前回、私が持ち帰った黒ごまは、もうサヤがはぜて黒ごまが飛び出して
きましたよ。
有機の国産ごまは貴重です! しかも、自分たちで育てたなんて! 感
無量。

空いたスペースは一度きれいに耕して鶏糞を施し、次回、秋冬野菜の植
え付けを待つことに。
前日、雨が降ったので、この日は絶好の種まき日和。
大蔵大根、三浦大根、辛味の強いねずみ大根など5種類の大根に、
江戸野菜の品川かぶ、木曽紅かぶ、絶滅危惧種の松ヶ崎浮菜かぶ、聖護
院大かぶなど、4種類のかぶと、
赤根ほうれん草や貯蔵のきくたまねぎなど、いろいろな種を植えました。
また、8月に植えたキャベツとカリフラワーの芽も大きくなっていたの
で、定植しました。
上の写真はタマネギの芽で、種の殻が付いていたり、色々な立ち上がり方をしています。健やかに育って欲しいです。
10日前に植えたカブの新芽です。
もうこんなに秋冬野菜が増えています! まだまだ次回も種植えします
よ!
もし、こんな種を植えて!というリクエストがありましたらどうぞ。

******************************************************************
さて、お楽しみのお昼です。
今回のメニューは、ポテトコロッケ、しらたきの炒り卵煮、ナスとピー
マンとマコモダケの炒め物、ヨーグルトに漬け込んだチキンとピーマン
の炒め物、小アジの丸揚げ、いわしの梅酒煮、さつまいものレモン和
え、山田農園さんからいただいたトマトでした。
いつもながら豪華です。思い出すだけで、お腹が鳴ります!

収穫物も、すんごい量でした。
いつもの夏野菜に加えて、今回は初収穫物が!
日本かぼちゃ2種類に、さつまいも3種類、そして、太浦ごぼうです。
ごぼうは、掘ってみるまでどんな状態かわからなかったのですが、
肌のきれいな、まっすぐなごぼうができていました!
もう少しすると、もっと太く立派になりそうです。
小松菜や春菊、ほうれん草などの葉物が穫れ始めるまでは、
秋なすや日本かぼちゃなどが収穫できそうですから、
畑に行ったのに、なんにも穫れるものがない!ということにはならない
のでご安心を!
エゴマの実です。
これを収穫して、圧搾してエゴマ油で大学芋を作ろうというイベントを計画中です!
こう御期待!

文nami photo yasu

2009年9月2日水曜日

夏野菜はそろそろ終わりに近づきました

さて2日(水)の畑のご報告です。
実はこの日、参加できる人が少ないので、
1回お休みにしようと思ったのですが、やっぱり気になって行ってきました!

夏野菜はそろそろ終わりですが、まだまだ十分収穫できます。
トマト、ピーマンは実のツリー状態ですし、
きゅうり、オクラもあいかわらず、これでもかというぐらいの量がとれました。

八丈おくらも収穫のピーク。
ねっとりしてホントに甘くておいしいです。

種から播いた日本かぼちゃもごろごろなっていました。
次回が穫りどきのようです。
それから、ちょっと土を掘ってみたら、さつまいもも十分大きくなっていました。
いも掘り、楽しみですね。

この日は元さんのアドバイスで、
黒ゴマを5本ぐらい切って持ち帰り、家の軒下に立て掛けて干しました。
乾燥すると、黒ゴマがはぜてくるそうです。
次回、みなさんも持ち帰ってみてくださいね。
自分でゴマを採種するなんて、わくわくします!
また、「この日でなければタイミングを逃す」ということで、
秋冬野菜の種も少しずつ播いてきました。
・日本ほうれん草
・白菜
・たまねぎ
・かぶ4種類
・春菊
・小松菜
などです。

元さんからは白菜とレタスの苗をいただき、それも定植しました。

まだまだいろんな種があるので、次回みんなで播きたいと思います。
だんだん秋冬の畑に様変わりしていく、その変化を見るのも楽しいですね。



文nami  写真yasu