2009年11月24日火曜日

今年最後の種まき

お天気は、晴れときどき曇り。
11月末ともなれば、さぞかし畑は冷えるだろうと
思っていたのですが、
予想に反して日差しは温かく、畑仕事にいそしんで
いると汗ばむくらい。午前中は、今年最後の種まきです!
大麦とさやえんどう、れんげをまきました。 大麦は2月頃、麦ふみをしないといけないので、
小さな子どもも、このときばかりは畑を思い切り走
り回れますね。
ぜひ麦ふみ大会やりましょう!れんげは、緑肥になったり、蜂を引き寄せて受粉を
手助けしてくれたり、
葉っぱはゴマ和えなんかで食べられたりするそうで
す。
見ているだけでも楽しいですよね。お昼はこの日も、気持ちのいい畑の脇で。
メニューは、大根と豚肉の煮物、黒豆&イカ&ヒラ
タケの揚げ団子、鯖の粕漬け、鶏がらのスープでした。ふとまわりを見渡せば、筑波の山並みは紅葉真っ盛
り。
澄んだ空気と伸びやかな景色も最高のごちそうです。

さて、午後は収穫ひとすじ! 毎回、大豊作です。
かぶ5種類、大蔵大根、ねずみ大根、京薬味大根、
太ごぼう、春菊、日本ほうれんそう、赤根ほうれん
そう、のらぼう菜、壬生菜、小松菜、雪菜、白菜な
どなど。
28日の結団式のために、大量に仕入れてきました
ので、どうぞ楽しみに。
お持ち帰りもあります!
今回のピックアップ野菜は、日本ほうれん草。
ほうれん草は成長が遅いらしく、他の青菜がぐんぐ
ん大きくなるなか、いたってマイペース。
ちゃんと大きくなるのか、本当にやきもきさせられ
ます。しかも、在来の日本ほうれん草のタネは、西洋ほう
れん草と違って、
トゲがいっぱいある複雑な形のため、機械では種ま
きできないそうです。成長が遅いぶん、細い根を地中深く、しっかり伸ば
しているため、間引きするのも一苦労。
農家さんに敬遠され、しだいに日本ほうれん草から
西洋ほうれん草へと、
主役の座が取って代わったのもわかる気がします。

でも、みんなでのんびり育てる私たちは、在来種で。
トゲが痛い!痛い!と言いながら、タネまきしてか
ら約3ヶ月。
ようやく間引き菜として収穫できるようになりまし
た。これがもう、柔らかくて根っこの赤いところがもの
すごく甘いの!!!
まるごと切らずにさっと茹でて、ほうれんそうの一
本食い(笑)を楽しみました。細い根っこのひげも全部食べられます。
霜に当たるといっそう甘みが増すので、これからが
待ち遠しいです。

2009年11月8日日曜日

とれたてごはんをいただける幸せ

この日も、穏やかで風もなく、11月とは思えない温
かなお天気。
畑仕事をするには、本当に気持ちのいい季節です。
でも、この時期、畑仕事はとってもラクチン!
種まきもほとんど終え、雑草も生えないし、虫の姿
も少なくなりました。
ほんとに手がかからないのです。

泉州玉ねぎ(これが美味らしいです!)の苗を植え
付けたら、あとはひたすら収穫です。
残っていたさつまいもを掘り起こし(今回も大量で
す!)次は大もの・大浦太ごぼうの収穫です。
今回は、お茶博士ことAYAKOさんと、お料理上手な貴
婦人NAOMIさんが初挑戦!
ふわふわの土の下に広がる、固い赤土の大地を掘れ
ども掘れども先が見えません。
畑にあいた大きな穴の中に潜り込んだり、頭から転
がり落ちそうになりながら、ひたすら土をかきわ
け……。
見事、でっかいごぼうを掘り上げました〜! 

私は、このごぼうにかなり惚れ込んでいます(笑)。
ほんとおいしいんだもん。
採れたてをさっとゆでると、半透明に光り輝くんで
すよ。
それをゴマたっぷりのたたきごぼうにしていただく
のがお気に入りです。
そうそう、今回は大きな白菜が5つも収穫できまし
た。
家に帰って半分に切ったら、ちゃんと中までぎっし
り葉が詰まっていましたよ。
畑仕事がのんびりできるので、お昼は畑の脇で
ちょっとしたランチパーティー。
実はこの日、畑仕事の前に、近くの笠間で開催して
いる菊祭りを見に行き、おそばを食べてくる計画を
していたため、
いつものように一人一品お弁当を持ってこなかった
のです。

急遽、畑近くの直売所で、炊き込みご飯やおこわを
買い込み、
畑でとれたかぶやかぶの葉をじっくり焼いていただ
きました。
かぶの甘味が引き立って、これがおいしいんです! 
その場でとれたかぶを、すぐにその場で調理してい
ただく。なんて贅沢なんでしょう。
抜かれたかぶ本人も気付かないくらいのはやわざで
す。
空気は澄んでいるし、山並みはきれいだし、赤とん
ぼは遊びにくるし……。
そんな環境で、とれたてごはんをいただける幸せを
みんなで実感しました。
今度は、畑で鍋、もいいね。

文nami
photo yasu